木村カエラが語る「新しい自分」になる方法 他人が関わる悩みは無理やりにでも進むべき
20代の折り返しを過ぎ「自分を変えたい」とは思うけれど、何から始めればいいのか、どう頑張ればいいのかわからない――。新しい自分を見つけることに、つい二の足を踏んでしまう女性は多いのでは?
そこで、この人に話を聞いてみた。デビュー15周年を記念した自身初の日記形式エッセイ『NIKKI』(宝島社)を上梓した、木村カエラさん。
19歳でデビューしてしばらくは「奇抜なことで人を驚かせたかった」と話すカエラさん。30歳を目前に、「新しい自分を見つけられたらいいな」とレコード会社移籍を決断した。
「新しい自分を見つけたいといっても、何をするのが正解なのかはわからないまま。不安しかなかった」という彼女が、新たに進むべき道を見つけられたワケとは?
大人になって変わった「人を救えるような表現がしたい」
――デビュー15周年、おめでとうございます。19歳でメジャーデビューしてから今に至るまで、お仕事を振り返ってみていかがですか?
仕事に対しての向き合い方は、あまりデビュー当時から変わっていません。
私は「自分の仕事は自分で責任を持つ」ことがいちばん大事だなと考えていて。自分がどんな状況に置かれていても、必死になってやり遂げたいと思うのは昔からなんです。
あと、「木村カエラ」をどう表現するかという思いはこの15年で変化しましたね。
――どのような変化が?
デビュー当時や20代の頃は「木村カエラ」という名前をとにかくたくさんの人に知ってほしいという気持ちが強かったんです。だからいつも「奇抜なことをしてみんなを驚かせたい」と思っていました。
そしてありがたいことに、多くの人に知ってもらえるようになってからは「どんな木村カエラであればいいだろうか」と考えるようになりました。
自分もどんどん大人になって、どんなふうに表現していけば人に伝わるだろうか、みんなのために自分に何ができるのかを軸にお仕事をするようになりましたね。