令和時代を生きる20代女性が発した切ない言葉 女でも稼げる仕事がしたい、の大きな意味
国が女性活躍推進に力を入れ始めてから数年が経った。実際、働く女性の数は増加傾向にあるが、ジェンダー平等にはまだ遠く、男女間の収入格差は依然として大きいままだ。
そんな中、社会課題解決に特化したクラウドファンディングサービスを行う株式会社GoodMorning代表の酒向萌実さんが昨年ポストしたこちらのツイートに、1.1万もの「いいね」が付けられた。
テラスハウス新メンバーの大学生が「女の人でも稼げる仕事」に就きたいと話すのを見て泣いてる。
— 酒向萌実|GoodMorning (@SAKOMOMI) September 10, 2019
実際、平均給与は男性532万、女性287万で、数字から見ても「女は稼げない」と思うのは当たり前。でも自分より若い人にそう思わせてしまっていることがあまりに悲しい。稼いでいくし、変えていきたい…
「女の人でも稼げる仕事に就きたい」
令和を生きる20代が発する言葉としては、実に切ないものがある。
そこで今回は、「女性がちゃんと稼げる社会、稼ぐことに前向きになれる社会をつくりたい」と話す酒向さんと、女性を取り巻く社会状況やジェンダー問題に詳しいフリージャーナリストの治部れんげさんへのインタビューを実施。
20代女性の意識のあり方から社会構造まで、さまざまな視点から「女性×稼ぐ」に関する問題に斬り込んだ対談をお届けしたい。