「ペット探偵」発見率8割超の裏にハードな仕事術 迷子の救世主!「動物の気持ち」を想像して探す

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私は猫と会話はできないけど、生い立ちや性格からその子の気持ちを想像することはできる。限られた情報をもとに、自分がこの猫だったらどうするかイメージすることが、いなくなってしまった猫を見つける手立てになるのです。

狭いところに入り込んだペットを捜索するための、小型カメラ(写真:Woman type)

ただし、過剰な思い込みは禁物。私たち人間が1人ひとり違う個性を持っているように、猫だって100匹いれば100通りの性格をしている。

特に捜索の経験を積めば積むほど、過去の成功体験に縛られて「猫はきっとこうする」とか「こんなところにはいないはず」と決めつけてしまうことがあります。

その決めつけが視界を狭め、捕獲の可能性を減らしてしまうこともある。何事もセオリーどおりにいくことなんてない。だから、経験は経験で大事にしつつ、どの捜索にもつねに初心で臨むことを心がけています。

一瞬の油断で一生会えなくなることも

ペットは、飼い主の方にとっては大切な家族です。

だけど、ほんのちょっと目を離した隙に家から出て行って、そのまま二度と帰ってこられなくなることもある。

自分の命と同じくらい大切な家族に、一瞬の油断で一生会えなくなることがあるんです。

(写真:Woman type)

でもそれって、普段何気なく暮らしているとなかなか実感できないですよね。

私自身もペット探偵の仕事を始めるまでは、そのあたりの意識は非常に希薄で、荷物を外に出すために玄関を開けっぱなしにしていたこともよくありました。

だから飼い主の皆さんにはつねに、ペットが脱走する可能性があることを頭に入れていてほしいなと思います。

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