「ペット探偵」発見率8割超の裏にハードな仕事術 迷子の救世主!「動物の気持ち」を想像して探す

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私の留学先である平島は、人口71人の小さな集落で。私はそこでも野生のヤギを捕まえて、ホームステイ先の玄関で飼ったりしていました(笑)。

こんな性格ですから、将来の夢はもちろん動物に関わる仕事に就くこと。中でも18歳のときに訪れた鹿児島の動物愛護センターでの出来事はとても大きかったです。

(写真:Woman type)

居場所のない犬や猫たちがおりの中に入れられていて、そのおりが通路の端から端までずっと続いている。

その現実を目の当たりにしたとき、こんなふうに生活する場所を失った動物たちを1匹でも救える仕事がしたいと思うようになりました。

が、その後すぐ何かアクションを起こしたわけではありません。実はそこから5年ほど友人とバンドを組んで音楽活動をしていたんです。

ペット探偵の師、藤原博史さんとの運命的な出会い

私が動物に関わる仕事に就くことになるのは、バンドを辞めた後。『情熱大陸』(TBS)というテレビ番組で藤原博史さんが特集されているのを観て、こんな人がいるんだって衝撃を受けたんです。

それが、ペット探偵という仕事と出会った瞬間でした。

それまでペット探偵という仕事があること自体知らなかったし、藤原さんほど動物を愛している人に出会ったこともなかった。

こういう人になりたいと思ったし、ペット探偵という仕事を通じて家に帰ることができなくなった犬や猫を助けられたら、あの日鹿児島で見た動物愛護センターの状況をほんの少しでも変えられるかもしれない。

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