「ペット探偵」発見率8割超の裏にハードな仕事術 迷子の救世主!「動物の気持ち」を想像して探す

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そう考えた私は、藤原さんに直接連絡して自分を売り込んだんです。それで面接をしてもらえることになり、こうしてペット探偵として働くことになりました。

今、一番よく探しているのは迷子の猫です。

コロナ禍で在宅勤務の方が増えたことや、孤独を感じるようになった方が増えたことで、ペットの需要が上がっています。そして、ペットを飼う方が増えるのと比例して、迷子の猫も急増しています。

(写真:Woman type)

いなくなった猫を見つけるために私がやっているのは、とにかくその猫の気持ちになりきってどこに行くか、どう過ごすか考えてみること。

猫の性格や習性を知り、仮説を立てる

その子の気持ちを想像するために、まずは飼い主の方から猫の性格や習性を徹底的にヒアリングすることから開始。その内容をもとに、今どこでどうしているか仮説を立てて捜索を進めていきます。

(写真:Woman type)

以前、3~4カ月前に野良猫を保護した飼い主さんから、「隙をついて逃げ出してしまったので探してほしい」という依頼が入りました。

そのときに私が飼い主さんに確認したのは、野良だった頃にその子がどんなところで生きていたか、ということです。

その保護猫は7歳ぐらいの中年猫だったので、いきなり生活環境が変わって家の中になじめなかったから逃げ出したのではないかと思いました。

だとすると、もともと自分が暮らしていた環境に近いところに行く可能性が高い。

(写真:Woman type)

飼い主さんから「この子がもともといたのは、緑の多い公園だった」と聞いた私は、周辺の森林に的を絞って捜索を始めました。

すると、そこには逃げ出してしまった猫の姿が。元野良猫だけあって、外でぴんぴんして生きていたんですよ。飼い主さんもその姿を見て、ほっとしていました。

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