なぜか「話しにくい」と言われる人に共通する盲点 会話中にスマホを見たりしていませんか?
もちろん、ひたすら目を合わせ続けるのも、相手に居心地の悪さを感じさせ、ときには「あれ? ガンつけられてる?」と思わせてしまうので注意が必要ですが、あまりにも目を合わせずにいると、あらぬ誤解や不快感を与えてしまいます。
話しやすい人になるためには、適度に相手と目を合わせることも大事。
人生、何事も慣れです。
好意を持っている人や憧れている人などが相手だと、なかなか難しいかもしれませんが(私も、そういう人が相手だととたんに目を合わせづらくなり、挙動不審になります)、まずはどうでもいい人を相手に、たとえば「1秒だけ目を合わせてみよう」「3秒だけ目を合わせてみよう」といった具合に、練習を重ねてみましょう。
なお、「相手に興味がない」「相手のことが嫌いだ」といった理由で目を合わさない場合は、その相手から話しやすい人だと思われることを望んでいるわけではないでしょうから、特に言うことはありません。
あくびや話をさえぎるのもNG行為
相手が話をしているときに、堂々とあくびをする、さえぎって別の話をする、ずっと仏頂面をしている、まったくリアクションをとらない、あからさまに上の空……。そんな態度をとっていると、当然のことながら、相手からは「話を聞く気がない」「私に興味がない」「話しにくい」と思われてしまうでしょう。
本当に相手や会話の内容に興味がなくてそうした態度をとってしまう、自分の気持ちに正直すぎる人に対しても(あくびをする人、さえぎって別の話をする人に多そうです)、やはり、特に言うことはありません。
自分の気持ちに正直すぎる人は、「話しにくい」と思われることも多々あるかもしれませんが、一部の人からは「興味の有無がわかりやすくていい」「気を遣わなくていいから楽」と思われる可能性があるからです。別に、無理に万人から話しやすい人だと思われる必要はありません。
問題は、興味を持って話を聞いているのに、「つまらなそう」「話を聞いていない」と思われてしまいがちな人たちです。
世の中には、真剣な顔をしているだけなのに、「機嫌悪い?」「怒っている?」と言われてしまう人や、感情の動きがあまり表情に出ない人がいます。そういう人は、相手の話を真剣に聞けば聞くほど「え? この話つまらない?」と言われたり、内心ではいろいろな感情が揺さぶられているのに「え? この話興味ない?」と言われたりすることが少なくありません。
あるいは、相手の話を聞きながら「この話にどうリアクションしたらいいんだろう」「この話が終わったら、自分は何を話せばいいんだろう」と真剣に考えすぎて、リアクションがとれなくなったり、上の空になってしまったりする人もいるでしょう。
ちゃんと話を聞いているのに「つまらない?」「興味ない?」と言われることが多い人は、少し大げさに表情を動かしてみたり、「なるほど、と膝を打つ」「驚いて軽くのけぞる」など、体でリアクションをとったりすることを心がけてみるといいかもしれません。