映画やドラマでも、「ゾンビもの」はたくさんの作品が登場している人気ジャンルです。日本で作られたゾンビものもいろいろとありますよね。
ゲームもまた、ゾンビと非常に相性のいい媒体です。ゲームにおけるゾンビは単なる倒すべき敵として登場することもありますし、それこそゾンビものという設定を活かした傑作もたくさん存在します。
そのなかでも特に優れているのが、カリフォルニア州のゲーム開発会社「ノーティードッグ」が制作した『The Last of Us』。本作は1700万本以上も売れており、全世界で200以上のゲームアワードを獲得した大作。おまけに、多くのゾンビ映画・ドラマに影響を与えたほどの作品です。
ノーティードッグは、映画化された『アンチャーテッド』を制作したことでも有名です。『The Last of Us』も実写ドラマ化が進行しており、やはり「映画のようなゲーム」を作るのが得意な会社といえるでしょう。
娘を失った父親と特別な少女の過酷な旅
本作の主人公は、闇市場で取引をして糧を得ている「ジョエル」と、14歳の少女「エリー」。彼らが住むアメリカでは人間を化け物に変えてしまう寄生菌が大増殖しており、文明は崩壊しています。生存者は身を寄せ合ってなんとか生き残るか、あるいは他人から物資を奪って糊口をしのぐような状況です。
ジョエルは闇市場でさまざまな仕事を請け負っているわけですが、ある日困った依頼が来てしまいます。それは、エリーをある場所へ送り届けてほしいというものでした。
実はジョエル、過去に娘を失っているのです。寄生菌のパンデミックが発生した直後、ジョエルは娘と一緒になんとか逃げ出そうとしたのですが、彼は自分の子どもを守れませんでした。おそらく、ジョエルは娘と同じ年ごろの子どもを目にするだけでもつらかったことでしょう。
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