若者に選挙は「無理ゲー」じゃないか 政治への関心なんていくら高くても…

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常見 例えば、「日本は軍備を持つべきだ!」という発想を表明するメンバーが出てきて、ある人は「親父が肉体労働者だから、俺は共産党だ!」といい、ある人は「祖父母の代から創価学会信者だから、やっぱり公明党だ!」となる可能性は大いにあると私は思うね。それは結局「大人の世界の再生産」でしかないよね。

青木 こういうことを言われたことがないので。勉強になります。

「インターネットでなんかやる」という絶対安全地帯

常見 青木くんの「高校生100人を議員に会わせる」のは意地悪な見方をすれば、政治に関わりを持ちつつも、あくまで団体内と社会との間で軋轢を起こさない程度の「ずるいレベル」で活動しているように見えてしまう。だから社会的に評価されるという現実もあるんだけどね。

青木 考えてもいなかったことです。ただ僕らはいかにマスへ訴えていくことが出来るかをある種、重要視しているのでそういう意味では初めの一歩となる環境としての土壌をとにかく広げていきたいと思っています。

常見 今日は何だか18歳の時の自分と話している気分。(笑)ロッカーで超絶左よりの高校生だった私は、大学入った年に、政界の変化というか混沌に色々思うところがあったわけだけど、結局、政治って失望の繰り返しじゃん。政治に関心を持って、夢を見た人から失望していくというのを繰り返すんじゃないかな。

青木 僕はこれから変わっていくと思っています。10年、20年前だと、支持母体、地域の論理があった。その時代の若者は、親の政治思想を引き継ぐだけの存在だったけれど、今はインターネットがあるので、自分で情報収集できる。そこに可能性を感じている。

1つの情報でもアメリカのメディア、イギリスのメディア、日本のメディアを読み比べてみると違うことが書いてあったり、見えている方向性が違かったりすることがたくさんあります。それはインターネットの良さだと僕は思っているんです。自分の判断軸をもって情報の取捨選択出来るし、それをもとに自己で考えを固めていくことが出来る。これは本当に恵まれてると思います。

常見 なるほど。私はネットにはもちろん良い面と悪い面があると思うよ。ネットの良さは「私ごとき」でも広く読んでいただけること。ネガティブな側面は「タイトルしか読んでなくて、批判すること」や「先人の議論を刺激的なタイトルにして発表するだけで、人気を取ろうとする人がいる」ことなんかかな。

でもネットの有名人も、学生団体でも所詮は「安全圏からしか発言しない」人々なんじゃないかという気がしてしまっているんだ。

ところで、若者の政治への関心を劇的に高める方法があるよ。

青木 戦争ですか?

常見 そう。戦争。みんながバンバン徴兵されるとか。あと貧困。そういう後ろ向きな政治への関心の高まりってどうかと思う。ところで、今日、絶対聞きたかったことがあるんだ。

青木 なんですか?

常見 家入一真、インターネッ党ってどうよ?

青木 それは・・・・

次回をお楽しみに!若き老害の怒り、爆発!

 第3回「『家入一真』とはいったい何だったのか」はこちらから

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