初試算!朝の電車「激コミ区間」ランキング

東名阪で、朝に乗客が集中するのは?

鶴見線の鶴見ー鶴見小野は、1日のうち朝の1時間に1日の約42%が集中する。工場関係者が多いことから集中すると見られる(アフロ)

大都市圏の鉄道では宿命とも言える朝の通勤、通学ラッシュは、年々少しずつ緩和されてはいるものの、まだ厳しい状況にある。国土交通省が2009(平成21)年度に実施した調査によると、全国で最も混雑の激しい路線とその区間は、JR東日本の総武線緩行電車の錦糸町駅から両国駅までであったという。1日で最も混雑する朝の1時間(=最混雑1時間)の混雑率は202.9パーセントと、定員の2倍もの利用者が車両に詰め込まれていた計算となる。

利用者の側で通勤、通学ラッシュを避ける有効な手段と言えば時差通勤、通学だ。しかし、懐疑的なまなざしを向ける人も多いことであろう。「少々時間をずらして電車に乗ったところで大して混雑は変わらないのではないか」と。

朝の最混雑の1時間に、乗客が集中している路線は?

時差通勤、通学が有効かどうかを検証するため、最混雑1時間にどれだけの利用者が集中しているかの割合を示す集中率を調べてみた。国土交通省は首都圏、中京圏、京阪神圏の3大都市交通圏の各通勤路線について、最混雑1時間の混雑率をはじめ、実際の通過人員、そして終日の混雑率、通過人員を公表している。集中率は通過人員を最混雑1時間と終日とを用いて算出可能であり、高い路線ほど時差通勤、通学を行う効果は大きい。

今回のコラムでは、朝の最混雑1時間に120パーセント以上の混雑率を記録している路線を3大都市交通圏別に挙げ、集中率を求めてみた。

ちなみに、120パーセントの混雑率とはJR東日本の山手線の電車の場合、先頭車ならば147人(うち座席は43人)の定員に対して177人、中間の車両ならば162人(同54人)の定員に対して195人がそれぞれ乗車している状態をそれぞれ指す。国土交通省は150パーセントの混雑率を「広げて楽に新聞を読める」と示しているが、実感としては混雑率120パーセントで、やっとこの状態であろう。

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