インド老舗たばこ企業のサプライチェーン革命 100年企業の「ITC」が成し遂げた大変革!

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(写真:ロイター/アフロ)

インドではイギリス統治下に始まった企業が多くある。そうした企業のひとつがITCだ。ITCは、西ベンガル州コルカタに本社を置くインドのコングロマリット(複合企業)である。1910年に国営のタバコメーカー、インペリアル・タバコ・カンパニーとして発足。のちに民営化し、2010年に100周年を迎えた。2013年の年商は80億ドル超で、足元の時価総額は約450億ドルである。インド全土の60以上の拠点で、2万5000人を超える従業員が働いている。

国内シェア80%を占めるITC

ITCは祖業のタバコ製造から多角化し、現在はホテル、製紙、包装資材、農産物事業、食品・菓子類、アパレルなどの事業を展開。タバコは今日でも看板事業で、ITC1社でインド国内のタバコ販売量の実に80%を占めている。「ゴールドフレーク・シガレット」ブランドは、タバコの代名詞のように有名だ。ちなみにインドでは3億人近い人がタバコを喫煙しており、市場規模は70億ドルを超える。

ただタバコはインドではもはや喫煙を奨励されておらず、反タバコ立法が導入されてもいる。そんな中でITCはタバコ以外のビジネスに積極的に進出し、成功した。インドでは、ITCという名前は長い間タバコと同意語であったが、ITCは非タバコブランドを築いたのだ。たとえば、ITCはインド最大の食品販売会社でもある。ナンのような主食であるチャパティを作る小麦粉や各種スナック、インスタント食品、菓子類などを手掛けている。こういった商品を、都市部の高級ショッピングモールから農村部奥地の小規模店舗まで、約200万の小売店ネットワークに供給している。

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