ソフトバンク「ペッパー」対抗馬の"素顔"

米国発「ジーボ」は家族の一員になれるか?

日本では、ソフトバンクが発表したロボット「ペッパー」が人気を集めているが、同じようにアメリカで最初の家庭ロボットとして注目を受けているのが「ジーボ(Jibo)」である。

マサチューセッツ工科大学の准教授で、同校メディアラボのパーソナルロボット・グループを率いてきたシンシア・ブラジルは、その生みの親。ロボット研究で20年以上の経歴を持つ専門家である。

これがロボット?と思うなかれ

jibo(ジーボ)の実力はいかに?(写真は同社HPより)

一見したところ、ジーボはヒューマノイドなペッパーとは似ても似つかない、抽象的なフォルムだ。しかし、「これがロボットか」と否定するなかれ。ジーボの頭脳には人間とインタラクトするしくみがふんだんに統合されているのだ。

ブラジルは、ロボット研究の中でも、ことに人間とやりとりする「ソーシャル・ロボット」の分野を開拓してきた。人間の動作、表情、声の調子。そうしたものをロボットがどう認識し、それにどう応えるのか。また、人間はそうしたロボットに、どんな気持ちを抱くのか。これからロボットと呼ばれるものがどんどんわれわれの社会の中に進出してくるにつれて、無視して通れないロボットと人間の感情の領域を早くから研究してきたのである。

ブラジルが研究してきた中に、レオナルドという有名なロボットがいる。これは、耳が長く目の大きな小動物を模したロボットで、ハリウッド映画のアニマトロニクス(ロボット製作技術)スタジオとして知られるスタン・ウィンストンが協力して作り上げた。

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