呼吸が浅い人に教えたい「1日1分」でできる改善法 難しい呼吸法より、自然呼吸の質を上げよう
長引くマスク生活によって、気がつかないうちに呼吸が浅くなっている人が少なくありません。呼吸の質を改善するには、難しい呼吸法より、みぞおちをもむほうが楽だとか。本稿では、人気整体師の永井峻氏の著書『しんどい心によく効く1日1分みぞおちもみ』から、誰でもできるみぞおちケアの仕方を紹介します。
「自然呼吸」の質を上げるには
前回(コロナ禍「メンタル弱り気味」その予想外な理由)は、生活習慣とマスク生活によって呼吸が浅くなり、「隠れ酸欠」の人が増えていること、それを改善するには呼吸の力を取り戻すことが大事だとお伝えしました。
ですが、本稿では深呼吸や呼吸法といったことは取り入れません。なぜかというと深呼吸は空気を目いっぱい吸い込んで、目いっぱい吐き出す、というふうに体が力んでしまいがちだから。呼吸法は上手になるまで効果が出にくい点とその効果が「実行中」に限られてしまう弱点があるからです。
24時間当たり前のように続けている呼吸をよくしたいのならば、「自然呼吸」の質を上げるのがいちばんの近道です。それを実現するための秘策が「みぞおち」に働きかけることなのです。
呼吸とみぞおちに何の関係が?と思われた方も多いかもしれませんね。「自然呼吸」の質を上げるには、呼吸を助ける筋肉たちのサポートが欠かせません。ですが、多くの人たちの「呼吸筋」はカチコチに固まってうまく機能していないのが実状です。
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