呼吸が浅い人に教えたい「1日1分」でできる改善法 難しい呼吸法より、自然呼吸の質を上げよう

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「呼吸筋」の中でもいちばん大切なのが「横隔膜」です。横隔膜が下がって、「肺の風船」が膨らんだときに空気が入り、逆に横隔膜が上がって「肺の風船」がしぼむときに空気が出ていく──そうやって私たちは呼吸をしています。そして、この呼吸の主役である横隔膜の健康度を左右する「ツボ(反射区)」が、みぞおちなのです。 

神経と筋肉をリラックスさせる「おなか太鼓」

『しんどい心によく効く1日1分みぞおちもみ』(大和書房)。書影をクリックするとアマゾンのページにジャンプします

ここでは、「みぞおちもみ」3ステップのうちのステップ1、「ポンポン」とお腹を叩いて、その衝撃波で神経と筋肉をリラックスさせる「おなか太鼓」を紹介したいと思います。この「おなか太鼓」には、

・横隔膜と腹筋全体がゆるみ始める
・自律神経がリラックスする
・おなか全体の血流が上がる
・おなかのツボや筋肉の反応(回復力)がよくなる

などの効果が期待できます。いつでも、どこでも1人ですぐに始められます。心をラクにするには、呼吸のケアから。1分もかからないメソッドなので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。

(イラスト:いしかわひろこ)
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