どんな部下にも「最適な仕事」を振るための管理術 やりたい・できる・やらねばならないを先ず把握

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① MAT:業務を誰に割り振るかの原案を考えるツール

MAT(Mission Assignment Tool)は、私が考案したツールで、頭文字を取って、マットと呼んでいます。ここでの“Mission”とは、メンバーが担当する業務、前述したWCMシートでの会社から与えられた仕事であるMust(やらなければいけないこと)を指します。

MATは、組織の業務(ミッション)設計をするためのツールです。業務設計というと難しそうですが、エクセルやスプレッドシートで作るシンプルな表です。シンプルなのに活用しやすいパワフルなツールなのです。

具体的なMATの作成方法は、次の3ステップです。

1.表側(ひょうそく)(一番左側の縦の列)に主要業務を記載します。
2.表頭(ひょうとう)(一番上側の横の列)にチームメンバーの名前を記載します。
3.業務とチームメンバーの交点に、業務シェアを記載します。

この業務シェアは、担当するチームメンバー それぞれの工数(労働時間)全体を100%とした場合、 そのミッションに何%を使う計画なのかという割合を記載します。メンバーの顔を思い浮かべてWill(やりたいこと)とCan(できること)を意識しながら誰に担当してもらうのかをイメージしながら作成します。

「この業務をチャレンジしてもらおう」など、少し背伸びしないと実現できない業務を与えるのが重要です。

画像:『1000人のエリートを育てた 爆伸びマネジメント』<P.171>
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