東京オートサロン2022に見る5つの最新トレンド 自動車メーカーやユーザーニーズを分析する

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東京オートサロン2022の会場内(筆者撮影)

カスタマイズカーの大規模展示会「東京オートサロン2022」が、2022年1月14日(金)~1月16日(日)の3日間、千葉県・幕張メッセで開催された。前身である「東京エキサイティングカーショー」(1983年開催)も含めると、今回で40回目を迎える歴史あるカーショーだ。毎年1月に開催され、来場者は例年30万人以上。1日の集客数では、「東京モーターショー」をはるかに上回る自動車関連の一大イベントだ。

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2021年度は、コロナ禍でオンラインのみの開催だったため、リアル開催は2年ぶりとなる。それでも出展社数366社、出展車両712台と例年とほぼ変わらない盛況ぶりをみせた。また、参加者数もコロナ感染予防対策により、収容定員の上限を50%としたにもかかわらず、3日間で12万6869名(出展者・関係者なども含む)が来場したというから、相変わらず非常に高い注目度だ。

近年の東京オートサロンは、アフターパーツメーカーだけでなく、国内外の主要な自動車メーカーもブース出展することで、新型車や開発中のコンセプトカーなども数多く登場する。その意味で、2022年以降の自動車業界を占うには重要なイベントのひとつだといえる。そこで東京オートサロン展示車両の主な傾向などを5つのキーワードで分類することで、アフターパーツマーケットから新型車市場における最新トレンドを検証してみたい。

キーワード1:新型ミニバンのカスタム車対決

モデリスタが出展していたヴォクシーのカスタマイズモデル(筆者撮影)

発売や発表された直後の新型車をベースとしたカスタマイズカーが数多く登場することも、東京オートサロンの大きな特徴だ。とくに今回は、トヨタとホンダが競合するミドルサイズミニバンの新型モデルをいずれも当イベント直前に発表し、それらのカスタマイズ車両を同時に展示したことも注目を集めた。

ホンダが出展していたステップワゴンe:HEVスパーダ コンセプト(筆者撮影)

なにせ、ホンダの新型「ステップワゴン」は2022年1月7日のジャパンプレミアで概要発表(発売は2022年春)、トヨタにいたっては新型「ノア」&「ヴォクシー」を開催前日の2022年1月13日に正式発売したのだ。両社ともに今回のイベント出展に照準を合わせ、発表のタイミングを見計らったのではないかと想像できる。

ご存じのとおり、ノアと兄弟車のヴォクシー、ステップワゴン、これらに日産の「セレナ」を加えたミドルサイズのミニバン3車は、2000年代初頭から現在まで、長年のライバル関係だ。いずれもファミリー層をメインターゲットとし、熾烈なシェア争いを展開している。

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