維新と次世代、うわべだけだった円満離婚

参院ポストを巡って暗闘、猪木議員は消沈

「結いの党」と「日本維新の会」の統合を機に、維新から分離し、8月1日に「次世代の党」が発足したのだが・・・。(写真:新華社/アフロ)

日本維新の会はめでたく「協議離婚」し、円満に維新の党と次世代の党に分かれたように見えていた。だが、どうやらそれはまやかしだったようだ。

第87回臨時国会が9月29日に始まり、各会派に対して衆参各委員会のポスト割当が行われた。そこに飛びこんできたのは、とんでもない話だった。

拉致特のポストを巡る、思いやりのなさ

「維新の党が中山恭子氏から参議院の拉致特のポストを奪ったらしい」

拉致特というのは「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」の略。日本維新の会からは、中山氏が委員を務めていた。

そもそも北朝鮮による拉致問題は、中山氏を外しては考えられない。中山氏は小泉政権時に北朝鮮による拉致被害家族担当の内閣官房参与に就任し、第一次安倍政権と福田内閣では首相補佐官(北朝鮮による拉致問題担当)を務めている。さらに福田改造内閣では拉致問題担当の国務大臣に昇格した。

とりわけ拉致被害者からの信頼は非常に厚く、曽我ひとみさんからは「お母さん」と慕われているほどだ。

そのような中山氏が務めてきた拉致特のポストを、中山氏が属する次世代の党側に引き継がせず、維新の党側が奪おうというのは、尋常なことではない。いったい何があったのか、事の真相について、次世代の党の中野正志参院幹事長から話を聞いた。

次ページこれまで拉致特のポストが維新にあった理由
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
  • 女性の美学
  • インフレが日本を救う
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
史上最大の上場に賭ける<br>ソフトバンクの思惑

12月19日、ソフトバンクが上場する。過去最大規模の超大型上場だが、祭りの後は楽観できない。親子上場による利益相反、高い配当性向、キャッシュの流出など懸念材料は多数。同社の大胆な戦略の前提である安定した収益成長が崩れる日、事態は……。