超大作が続々!2022年「絶対話題になる映画」3選 公開延期だった「待望の続編」の公開が相次ぐ
で、ここからがトム・クルーズをトム・クルーズたらしめる逸話なんですけど。僕はトムがハリウッドで今のポジションを築けたのも、続編を断ったことにあると見ています。
トム主演で続編が無理なら、代役を考えるじゃないですか制作側は。実際、考えたんですよ、企画を実現するために。でも、トムはそれを許さなかった。自分の『トップガン』を誰にも取られたくないと、『トップガン』の権利を買い取っちゃうんですよ。主演で稼いだギャラを全部つぎ込んで。
誰にも続編を作らせないようにしたうえ、36年間、続編の製作をあたためておくというね。すごくないですか?(笑) 寝かせておくんですよ、ビットコインみたいに。戦略家ですよね。
あ、ちなみにこんなに熱く語ってますけど、僕もまだ観てません。アメリカでの公開も5月ですから。でも、このバックグランドを知るだけでも観る価値があると思いませんか?
ちなみに『トップガン』ていうのは、アメリカ海軍のエリート戦闘機パイロット部隊の通称。新人パイロットだった主人公が36年の時を経て、教官として戻ってくるという設定になっています。ちゃんとこの36年という月日も生かされているんですね。
36年後に出る意味。これが『トップガン マーヴェリック』を観なきゃいけない最大のポイントですね。
③『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』 (原題)
「ジュラシック・ワールド」シリーズ最新作でシリーズ3部作のラスト。これまでのジュラシック作品には登場しなかった新種の恐竜が登場するというが、そのストーリーはほとんど明らかにされていない。映画公開に先立ちYouTubeで公開された5分以上に及ぶプロローグ映像は必見。
VFXという歴史の最先端を体験ができる映像
最後に紹介したいのはスティーブン・スピルバーグ製作総指揮の『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』です。
5分半のプロローグ動画がYouTubeで公開されているので、それを観てもらえればわかりますが、映画の歴史の縦軸にあるのって、やっぱりCGの進化とVFX(ビジュアル・エフェクツ)の進歩なんですよ。
『ジュラシック・ワールド』シリーズこそ、1993年の1作目からVFXの歴史とともに歩んできた作品です。制作費は約63億円と高く、興行収入は明らかにされていませんが1000億円超えと言われています。
で、これがジュラシック・ワールド3部作のラストっていうことで、ぜひ観てほしいですね。VFXの映像が本当にすごくて、映像を楽しむ体験っていうのが絶対にあるので。