オラクル会長が見せた「クラウドへの本気度」

オラクルオープンワールド2014現地リポート(1)

メイン会場となったサンフランシスコ・モスコーニ。 アップルの「iPhone」発表の場としても知られる、「ITの聖地」だ

9月18日の衝撃的なCEO交代のニュースから、間もないタイミングで開幕となった「オラクルオープンワールド2014」(9月28日から10月2日まで)。新設したCTOに就いたラリー・エリソン会長の講演内容に注目が集まるとともに、異例のCEO2人体制となった新任のマーク・ハードCEOとサフラ・キャッツCEOにも関心が高まっていた。そして、実際に壇上に現れたエリソン会長は、昨年以上に精力的で、ライバルに対し攻撃的ですらあった。

同イベントは、サンフランシスコのモスコー二センターを中心に、6万人の参加者を集めて行われている。セッション数はなんと2700。もちろん目玉の一つは、オープニングの基調講演(キーノート)だ。

ラリー・エリソン会長兼CTOの基調講演に長蛇の列

初日となる28日の午後5時から行われた基調講演は、CEOを退任したものの、億万長者にして依然として人気抜群、IT業界のカリスマであるラリー・エリソンだった。当然、会場となったモスコー二センターのホールDの前には長い列ができた。

まず、ともに基調講演を行うインテルのレネ・ジェームス社長が登壇。オラクルと共同で開発した新製品を説明。クラウドについても積極的に言及した。「スタートアップ企業がパブリッククラウドを使うのは賢明」としつつも、ハイブリッドの可能性も示唆した。クラウドへの移行について4段階によるシフトを説明した。

それは、まず、標準化し、次に仮想化、そしてプライベートクラウドで自動化、最後はハイブリッドクラウドのオーケストレーション。インフラのパフォーマンスを最適化できる段階に進化するとした。なお、同じ女性経営者同士、サフラ・キャッツCEOが「私の友人」として紹介したシーンが印象的だった。

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