ネット通販市場は小売りの20%、60兆円に

急拡大する「eコマース」の衝撃(上)

ネット通販のない生活などもう考えられない。成長が加速するのはこれから(アフロ)

ネット通販需要の盛り上がりとともに、eコマース(EC、電子商取引)市場が急成長している。

2020年、市場規模は20兆円台に その勢いはアマゾンや楽天、ヤフーといった大手専業BtoC(企業対個人)-ECにとどまらず、中小のネットショップやリアル企業などによるBtoC-EC、また個人間売買を軸に独自の発展を遂げるCtoC(個人対個人)-EC、そして最近はCtoB(個人対企業)-EC市場も生まれるなど、広がりを見せる。

BtoC-EC市場だけをとっても、現在約11兆円(2013年)の市場規模が2020年には約20兆円に倍増する見込みだ。EC市場全体の今後の変貌を占ってみた。

2020年、「EC市場規模」は20兆円台に

経済産業省が今年8月に発表した『電子商取引に関する市場調査』によると、2013年の日本のBtoC-EC市場は前年比17.4%増の11兆1660億円に成長し、全商取引に占めるEC化率は3.67%だった。この市場規模が今後どの程度まで成長するかが注目だ。

eコマースの最前線は、小社の「eコマース強化書」で

EC専業事業者や研究機関の予測を総合すると、東京オリンピックが開かれる6年後の2020年には市場規模は約20兆円台、EC化率も6~7%にまで倍増すると想定されている。

このBtoC-EC市場を細かく見ていくと、楽天市場のEC流通総額は2013年で約1.8兆円、アマゾンジャパンは1.4兆円程度(推定)とみられる。そのほかヤフー!ショッピングの3227億円(2014年3月期)やDeNAショッピング、ZOZOTOWN、Oisixなども含めると、大手EC事業者による市場規模は、現在約4兆円規模と推計される。

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