そもそもが忙しい人のために作られているコンビニ。上手に活用して、健康を取り戻しましょう。この連載を通して、日々の健康悩みの改善や予防を考えながら、コンビニ飯の選び方、アレンジ方法などをお伝えできれば幸いです。
さて、初回の今日は、ちょうどこの時期に気になり始めるお肌の悩みについて取り上げます。9月後半からの悩みの一つに、夏の日焼け肌からシミが浮き出てくる可能性が高くなる! というものが挙げられます。
これは女性に限った話ではありません。男性の場合も、日焼けは頼もしく見えるかもしれませんが、やはりシミはタブーですよね。日焼けとシミは少しメカニズムが違うので、まずは簡単に皮膚の構造をご紹介しておきます。
肌の生まれ変わりを待つ間こそ、栄養補給!
シミのメカニズムは男性も女性もほぼ一緒で、ほとんどが紫外線によるものです。紫外線には2種類あり、色黒肌になる「日焼け」はUVB(サンバーン)という紫外線によるもので、皮膚の表面を軽く火傷状態にして褐色肌にします。もう一つのUVA(サンターン)という紫外線は、皮膚奥の真皮層にあるメラニン色素を刺激してシミの原因を作るもの。そしてこのUVAこそがクセ者なのです。
「ターンオーバー」という言葉をご存知ですか? 肌の表面が約28日サイクルで生まれ変わる現象のことです。そのサイクルに合わせ、UVAのダメージを受けた部分が表面に上がってきて、シミが出現する場合があります。つまり、ちょうど1カ月ほど前の日焼けが、現在のシミの主因になっているということ。8月の終わりに思いっきり日焼けをしたという方、要注意なのです。
しかし、肌の生まれ変わりを待つ間も、皮膚の内部に潜むメラニン物質がシミのもとを作らないよう、栄養補給することは可能です。
ではなにをすればいいのでしょうか。まず、活性酸素の働きを制御するビタミンCをこまめに摂取しておきましょう。ビタミンCは果物を思い浮かべがちですが、サラダや色の濃い野菜からも摂取できます。
また、皮膚を作る基礎となるタンパク質も重要。簡単に食事を済ませたいなら、コンビニのレジ脇に並んでいる、揚げたてのフライドチキンの利用もいいでしょう。動物性食品にはヘム鉄と呼ばれる栄養素も入っており、ビタミンCと一緒に摂ると、シミのもとを作りにくくするという効果が期待できます。
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