「1試合3得点以上」をハットトリックという理由 言われてみると気になる身の回りの雑学を紹介

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サッカーで3点以上を1人で取ることを、なぜハットトリックというの?

ハットトリックはもともとサッカー用語ではなく、クリケットの試合で生まれた言葉だ。それが、サッカーやホッケーの試合でも使われている。イギリスで人気のクリケットでは、1試合の中で同じ選手が3得点するとクリケットクラブから賞品として新しい帽子つまりハットが贈られた。これをハットトリックといった。最初は3連続得点に贈られていたが、最近は連続でなくてもいいことになっている。アイスホッケーでは観客が帽子をリンクに投げ入れる。

うるう年が「必ず4年に1回」というのは正しくない?

西暦3000年は、4年ごとにめぐってくる「うるう年」に当たっているが、暦のうえではうるう年ではない。なぜかというと、今、われわれが使っている「グレゴリオ暦」はうるう年を400年間に97回と決めているからである。400年間に100回ではない。

これは、正確に観測した1年の日数が365・2422日だからで、グレゴリオ暦はこれに近づけるため、1年の平均日数を365.2425日とし、303回の平年と97回のうるう年を置いて400年とし、帳尻を合わせているのである。だから、4年ごとの年なのにうるう年でない年があり、その1つが西暦3000年というわけだ。

階段でタンスを運び上げるとき、上と下ではどちらが重いの?

引越しで、重い家具を2階に上げるのはつらい。では、運び上げるとき、上と下ではどちらが重いだろうか。上の人は「自分が重い」と思い、下の人は「重さは下にかかる」と、どちらも自分の負担が大きいと思うだろうが、事実はどうか。力学的には、平らなところでも階段のような斜めのところでも、2人にかかる重さは同じ。実際に計測すればわかる。

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