あのディカプリオが出資する「培養肉企業」の正体 最先端の科学を駆使して作られる未来の食卓

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── 牛肉産業、特に環境への影響について、どのように考えていますか?

家族経営の農家や牧場主はとても勤勉な人たちですが、多国籍企業による大規模な農場の統合により、その経営状況は衰退の一途をたどっています。ヨーロッパだけでも、近年400万軒近くの家族経営の農場が失われてるのが現状。そのうえ、EUはアマゾンの森林破壊に関連するブラジル産牛肉を何十億ユーロも輸入しています。

2050年には100億人もの人々を養う必要があると言われているので、産業規模の集中的な畜産による環境破壊に対処しなければなりません。Mosa Meatはそのギャップを埋める手助けをしたいと考えています。

私たちの技術は、何十年にもわたって変革をもたらすものになるでしょう。培養肉の進化と従来の農業の改革を組み合わせることで、気候変動に対処し、培養肉は増加する世界人口を養うことができるのです。

パイロット生産施設の建設が完了

Mosa Meatは社会的企業の典型的な例あり、私たちが大きくなればなるほど、より多くの肉を作れば作るほど、地球へのポジティブな影響が強くなります。自分たちの貢献についてグローバルに考えていますが、同時にローカルにも行動しています。

現在、ソーラーパネルを備えたパイロット生産施設の建設が完了し、すでに風力発電を導入。私たちの車両は電気自動車で、水もできるだけリサイクルする方法を模索しています。急成長中のこのビジネスのあらゆる面で、基礎的な社会貢献を実践することが重要だと考えてます。

日本への進出の準備をしているMosa Meatを口にできる日が待ちきれません(写真:MosaMeat)

いかがだったでしょう。現在、日清食品グループが東京大学と協業し、培養肉の研究を行うなど、培養肉は注目されている未来の食糧生産を担うテクノロジーです。環境問題にも社会問題にも気を配れることは、男女問わず素敵な大人に欠かせないことですよね!

早く手軽に美味しい培養肉が食べられる日が来て欲しいものです。では!

(文/菅 礼子)

■ お問い合わせ
Mosa Meat日本PRパートナーAYDEA合同会社
松井綾香 ayaka@aydea.co
流郷綾乃 ayano.ryugo@gmail.com
● 菅 礼子
LEON編集部で編集者として勤務後、2018年に渡米。現在はニューヨーク在住。男性誌や女性誌、航空会社機内誌などにニューヨークのライフスタイルの情報から世界中の旅の情報までを執筆する他、クリエイティブディレクションや日系企業の米国進出プロジェクトを行っている。Instagram(@sugareiko)でニューヨークだけでなくアメリカ&世界の情報を発信中。
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