「1日3食」食べる人に密かに迫る老化のリスク 健康的に年齢を重ねるためにいますぐできる事
一日3食も必要ない
─―老化について熟知しているあなたは、実際にどのような生活を送っているのですか。
最近は健康にますます注意を払うようになっています。20代のころは、食事の量を抑える「沖縄ダイエット」をしたことがあります。当時は若かったこともあり、続きませんでしたが(笑)。いまは一日2食で、朝食はとりません。最近はランチをとらないことも多く、食べるとしても低カロリーのものだけです。
─―日本では一日3食が健康の基本だと教わります。あまり食事をしないほうが健康にいいということですか。
すべての人が実践できるアドバイスがあるとすれば、食べる回数を減らすことです。一日3食も必要ありません。サーチュイン遺伝子という長寿遺伝子は、空腹でやせていないと活性化されない。エクササイズはその遺伝子のスイッチをオンにします。身体を「complacency(現状満足状態)」から脱出させないといけません。医学用語では「hormesis(ホルメシス:毒物が毒にならない程度の濃度で刺激効果を示すこと)」と言いますが、身体は殺さない程度に刺激すると強くなります。
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