冬の定番「うどん」は腸にいい、「最高の食べ方」5品 日本人は簡単!「温かいうどん」おすすめは?

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先ほどの山芋と同様に、「ゴボウ」「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の両方を含んだ野菜です。

【5】ゴボウ天うどん
ゴボウ天うどん(写真:coconeco/PIXTA)

「ゴボウ天うどん」なら、2種類の食物繊維が豊富なゴボウをたくさん食べることができます。ゴボウは「野菜のなかでも食物繊維の含有量がトップクラス」といわれていますので、普段の食事のなかでも積極的に取り入れたい食材です。

もしかすると、健康に気をつけている方のなかには、「揚げ物」を避けている方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん油物の食べすぎは体によくありませんが、「アダムスキー式腸活法」では、新鮮な油を使い、適切な温度で揚げた揚げ物は体に悪くないと考えられています。

それよりも、気をつけなくてはならないのは、「食べ物の組み合わせ」だとアダムスキー博士は話しています。

そもそも「アダムスキー式腸活法」というのは、食品を「下りてくるのが速い食品(ファスト)」と「下りてくるのが遅い食品(スロー)」に分け、この2種類を同時に摂取しないことで「腸のつまりを防ぐ」腸活法です。

このメソッドでは、うどんの材料である「小麦粉」は、「スロー」に分類されます。今回紹介した「味噌」「油揚げ」「ゴボウ」「ワカメ」も「スロー」です。

一方の「ファストの食品」には、「ヨーグルト」や「果物」、そして「カボチャ」や「ピーマン」などの一部の野菜が含まれます。

つまり、アダムスキー式腸活法では「ゴボウ天うどん」はOKだけれど、同じく揚げ物でも「カボチャの天ぷらうどん」はNGなのです。前回の記事「日本人に多い「腸を汚すうどん」の食べ方、残念4NG」で紹介したように、「カボチャ(ファスト)×うどん(スロー)」の組み合わせが、「腸の汚れの原因」になってしまうからです。

おいしいものを食べながら、きれいな腸を手に入れよう

「アダムスキー式腸活法」では「食べてはいけない食材」はありません。だから、「好きなものを食べたい人」には取り入れやすい腸活法ともいえ、それが支持されているゆえんと思います。

どんな食品でも「節度のある食べ方をすること」と、普段の食事のなかで「ほかの食品とどのように組み合わせるべきかを知っておくこと」が大切なのだと、アダムスキー博士は話しています。

皆さんも「アダムスキー式腸活法」を学んでおいしいものを食べながら腸の調子を整え、寒い冬を元気に乗り切ってくださいね。

(医学監修:澤田幸男/医学博士、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長)

森 敦子 翻訳家

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もり あつこ / Atsuko Mori

東京外国語大学イタリア語専攻卒業。アパレル企業勤務を経て翻訳の道へ。現在は書籍およびビジネス文書のイタリア語翻訳を行いながら、フリーランスでイタリア語を教える。

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