「話がわかりにくい人」を卒業するただ1つのコツ 「成果につながる説明」とはいったい何なのか
「わかりにくい」は、「コスト」と「リスク」
「説明しろと言われても、何からどう説明していいかわかんない……」「いつも上司に“結局、言いたいことは何?”って言われてしまう……」
「説明」にまつわるこのような悩みは絶えません。「説明」は、何かを伝えるときに必ずといっていいほど使うコミュニケーションスキルのため、壁にぶつかる機会も多いからでしょう。オンラインでのコミュニケーションが増えた今、説明に関する悩みや課題はより一層、顕著になりました。
言うまでもありませんが、「説明力」の有無で、仕事でも私生活でも得られる結果に歴然たる差が出てしまいます。なぜなら、コミュニケーションにおける「わかりにくさ」は「コスト」になるからです。こちらが意図していたことが伝わらなかった場合、同じことを何度も繰り返し説明しなければならなくなります。
相手からすると、わかりにくい情報が入ってきたとき、それをそしゃくするのに時間を要します。さらに、時間だけでなく、ストレスもかかります。つまり、わかりにくい伝え方をすると、相手は「めんどくさい……」「しんどいなぁ……」と思ってしまうのです。最悪の場合、自分の意図したことが違った形で相手に伝わってしまい、何らかのトラブルが起きる可能性すらあります。「わかりにくい=リスク」にもなるわけです。
裏を返せば、わかりやすく説明できるだけで相手から選ばれやすくなるということでもあります。無駄なコストやリスクがかからないわけですから当然です。
ビジネスシーンにおけるプレゼンテーションでの提案がイメージしやすいでしょうか。どんなにスライド資料の見栄えがよくても、わかりにくければ提案は通りません。わかりやすいほうが選ばれやすいのは、自明のことです。
メールでの依頼なども同じです。メールで相手にお願い事をしても、それが伝わりにくい文章であれば、後回しにされたり、断られやすくなったりするでしょう。
このような違いはどこから生まれるのでしょうか?
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