受験生「自力で学べる子」「学べない子」の決定的差 最上位層が実践する習慣を身につけるコツ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
自ら学べる子とそうでない子の違いはどこにあるのでしょうか(写真:Mills/PIXTA)
近年改訂された新学習指導要領では、新しい学力の3要素として「思考力」「判断力」「表現力」が加わりました。この3学力の根底にあるのは「考える」こと。では、どうやれば子どもたちに考える力を身につけてもらえるのか。新著『名門公立高校受験道場流 自学力の育て方 受験突破だけで終わらないために』を上梓した、名門公立高校受験道場を主催する一柳忠宏氏が解説します。

求められている「自ら学ぶ力」

現代は、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)が高まり、正解がすぐには見つからないVUCAな時代といわれています。技術革新も速く、陳腐化する知識をどうやってアップデートするかが問われてきています。

また人生100年時代に突入していますから、どうやって学び直しをしていくかも重要といわれていますね。独学を進めていくための指南の本なんかも売れています。明確な将来への地図を持って、ゴールに向かって一直線に邁進するような状況は、大人でも少なくなってきているのではないでしょうか。

さらに、最近は未知なるウイルスによって社会が停滞し、学校教育においても混乱が起きました。大切な学びの場としての学校が失われたとき、子どもたちの学力をどう伸ばせるのかという議論や、そういう状況で必要なことは何か、ICTをどう活用していくのかなど、ニューノーマル後の教育についても議論が続いています。また教育系YouTuberなどの活躍も注目されてきています。

そんな中、注目されている力が「自ら目標を立てて主体的に学ぶ力」「自分なりの勉強法を確立する力」である「自学力」です。もっと詳しく説明すれば、自らを律し、自分でやるべきことに気づき、それに主体的に取り組む能力、その中で自らの勉強法をブラッシュアップする能力です。

次ページ受験勉強で「自学力」をいかに磨くか
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事