大きく人数を増やしているのが26位のワタミだ。2011年度の185人(1.94%)から、12年度は245人(2.73 %)と1年間で60人も増加している(対象はグループ合計)。
同社は複数の特別支援学校と提携して研修生を受け入れている。外食店舗での清掃、仕込み業務、クリーニング業務、事務補助などで障害者を積極的に活用する。他に19位の良品計画も、2010年度70人(2.09%)、11年度79人(2.07 %)、12年度130人(2.89%)と2年間で60人増加した。
陸運、医薬品が高く、不動産は低い
続いて業種別の集計を見ていこう。こちらは12年度の障害者雇用率を開示している967社が対象。全体の平均は1.74%だった。
業種別で雇用率の平均値が高いのは、陸運業の2.09%(15社)、医薬品2.03%(23社)、化学1.97%(78社)、精密機器1.94%(15社)など。一方で低いのは、不動産業1.17%(23社)、証券、商品先物取引業1.25%(8社)、倉庫・運輸関連業1.32%(9社)、情報・通信業1.39%(66社)などだ。
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