家庭内暴力に耐える日々から逃れるには? 統合失調症で暴力をふるう夫にもう限界

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例えば、このままだと貴女が倒れそうだからという理由で、しばらく別居するのはいかがですか。ご夫君は過去に措置入院もされたようですので障碍者手帳などを取得されて、授産施設での活動や障碍者のための生活訓練施設の利用など、またはそこまで重症でなくとも、ご夫君にも老齢ですがご両親がおられるようですし、彼のための方法はいろいろあると思います。

一人で何もかも支えるのは無理

彼も悩み苦しんでおられるはずで、彼がこれから一層病気と真摯に向かい合い、回復されることを願うのみですが、そして病名は違いますが症状で似ている「ツレがうつになりまして」のご夫婦や、北杜夫さんのように、ご家族の支えも、心の病と上手く付き合ったり回復するには欠かせない要素のようですが、今の貴女が一人で何もかも支えるのは無理だと思います。

しばらく別居期間を設けてご夫君の症状が安定した場合、しなかった場合も含めて、その病とひっくるめて彼と共に生きるのかやはり限界なのか、その後に話し合い、判断するのも方法の一つかと思います。今、別れて暮らすことで、賢い幸一君が将来、パパを強力に支える息子に成長することも十分に考えられます。

やっと得た職と保育園ですが、ご実家の近くでまだお若いご両親の助けを借りながら、再チャレンジするのも一つの方法です。困った時、誰かに助けを求めるのは、大切な勇気のひとつです。まずは今、貴女が成り立つことが肝心で、恩返しができるくらい立ち直ればいいのですから。 

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ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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