奥田務・J.フロント リテイリング会長兼CEO--百貨店は大衆と共にある 時代に合わせ変化対応を

--具体的には。

お恥ずかしい話だが、最近まで売り上げ仕入れのところにバイヤーをつけていた。お取引先の展示会に行って「これはもっと値段を安くしたほうがいいじゃない」とか言う。お取引先は「そうですか」と一応聞くことは聞く。じゃあ最後の商品リスクは誰が持つといったら、百貨店じゃないでしょう。

売り上げ仕入れでは、ブランドを選択し、どう組み合わせて売り場を構成していくかを考えるのが仕事だ。僕は料理によく例えるが、肉と魚と野菜があって、調理の仕方や味付け、盛りつけでまったく変わってくる。百貨店売り場も同じ。各社が同じブランドを扱っていてもプレゼンテーションの仕方で変わってくる。

一方の買い取りは、品ぞろえを決めて仕入れて販売し、残ったらセールをしてどれだけ利益を残すかを計算する。この二つをどう組み合わせていくかが重要になる。

--取引先に任せるところと、自分たちでやるところをはっきりさせる。これが新百貨店モデルですね。

実は、お客様に人気のある商品ほど利益率が低いことが多い。でも、われわれのコスト構造が高いから売れないとしたら、それは違うだろう。低い利益率に見合ったコスト構造にしていけば、やれるはずだ。それを具体化したのが大丸心斎橋店北館。今75名で北館を運営している。

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