安河内:NHKワールドとか、ああいったものを開放しちゃうとか。
あとは、これからは入試4技能試験の時代へと実際に歯車が回っていくのですが、斉藤先生にも喜んでいただけると思います。ぜひ、この動きを応援して参画していただけますか?
斉藤:もちろんですよ。ぜひ。
安河内:このまま行けば、これから10年くらいで、入試4技能化というのがほぼ達成できると思うんです。今回の改革は、政府もそうしたい、実業界もそうしたい、一般の人たちの多くもそうしたい。しかも、大学の事務局の多くもそうしたいのです。もちろん反対の方もいらっしゃいますが。
斉藤:まぁ、一部の英語の先生ですよね(笑)。
安河内:それが、法改正によって、入試に関する権利の多くが、大学の学長側に移動しているんですね。ということは、変わらない理由がなくなってるのです。
斉藤:絶対に変わるでしょうね。まぁ、時差はあるでしょけど、教育の現場も変わってきますよ。
安河内:入試の4技能化自体に反対される方はあまりいないのですが、やはり皆さん、難しい試験だけに絞られてしまうのではないかと危惧されてますね。でも、今回の案は、複数の違ったレベルの試験を組み合わせて使用するということなのです。また、現場の先生方が対応できないということを心配される方も多いです。
斉藤:いや、対応しますよ。
安河内:しますよね。私の思うところでは、塾・予備校はすぐにコロリ変わると思います。ビジネスですから。
斉藤:だから、徹底的に。一過性のイベントみたいなことは意味がないですよ。制度として変えていかないと、長期的なパフォーマンスは変わらないんですよね。
(構成・撮影:宮園厚司)
※次回は9月17日(水)に掲載します。
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