月商50万円超えも!50歳から「ゆる起業」の実際 「うまくいった人」はどう進めていったのか
平均年商は180万〜200万円。年金の足しになるのがうれしい、と平田さん。最後にこれからシニア起業する方へのアドバイスを聞いた。
「やりたいことを言葉にすれば応援してくれる人が現れる。自治体の支援機関を活用して足を踏み出しては」
身体ひとつとパソコンで事業スタート!
「資金ゼロからの開業」が生きがいに
からかわさんは埼玉県在住、パート主婦として子どもを育てながら、40代後半〜50代前半を両親の介護に費やした。
'18年に子どもが社会人になって家を出たときに、今後の人生を考える。
「育児も介護も終え、自分の人生をどうしようかなと。好きだったアパレル関係で人のために仕事がしたいと思いました」
'18年に日本パーソナルコーディネーター協会で資格を取り、'19年からパーソナルスタイリストとして57歳のときに開業、'20年にはパートを辞めて事業に集中するように。
「専業になった瞬間、コロナ禍に! でもオンライン化によって環境に左右されず売り上げが上がりました」
逆風をチャンスに変え、なんと最高月商は50万円に。50代女性の平均年収を超えたのがうれしかった、というからかわさん。
事業立ち上げの基礎は資格取得講座で学び、その後も民間の起業塾などに所属してビジネス知識や営業スキルを磨く。
「コンサルタントは資金ゼロで自宅開業できるのが強みです。しかし1人だと事業を続けるのは難しい。起業仲間をつくるのがおすすめです」
「人生で頑張ったこと」を活かして起業
現在ではパーソナルコーディネーター育成と、シニア起業の方法についてもレクチャーするように。周りには意欲的なシニア層が集まっている。家事・育児や介護の経験が事業を成長させる力になる、とからかわさん。
「人生で頑張ってきたことは誰にでも必ずあると思います。心の奥にある小さな願望に気づいたら一歩踏み出してほしい」
InstagramなどのSNSも積極的に活用。ますます充実する人生を突き進む。
(取材・文/金指歩)
公式SNS:https://www.instagram.com/mari.karakawa/
銀座セカンドライフ 片桐実央さん●学習院大学法学部卒業後、花王株式会社 法務・コンプライアンス部門法務部に配属。その後大和証券SMBC株式会社に転職しIPO支援を経験。祖母の介護をきっかけに、'08年7月銀座セカンドライフ株式会社を設立。
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