「すぐ怒る人」に教えたい怒りが起きるプロセス 「すべて自分が正しい」と勘違いしていませんか

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「怒り」の下に隠されたさまざまな感情との付き合い方とは(まんが:Jam)
「あの人が絶対間違っている」「腹が立って、相手の意見に従えない」。イヤな感情に振り回されることは、誰でもあるもの。しかし、人生がうまくいくか、いかないかは「感情次第」といっても、過言ではありません。
人生をうまく進めていく人の共通点は、こうした自分の感情と現実との折り合いをつけるのが、うまいこと。本気で「自分の目標を叶えたい」「いい人生を送りたい」と考えたときに、自分のネガティブな感情を整理していくことは、どうしても不可欠なのです。
どんな仕事のスキルや成功哲学を学ぶより、自分の感情との付き合い方は、人生において重要なスキルといっていいでしょう。では、どうすれば感情の整理ができるのか? 『まんがでわかる 感情の整理ができる人は、うまくいく』を書いた作家の有川真由美さんと漫画家のJamさんが解説します。

誰もが「自分が正しい」と思っている

(まんが:Jam)

では、どうして怒りが起きるのか、ここから考えてみましょう。多くの人は、気づいていないかもしれませんが、誰もが心の奥底で「自分が正しい」と思っています。

「いや、私はそんなことない」という人も、時には怒ることがあるでしょう? 「自分が正しい。相手は間違っている」と思うから、怒るのです。「相手が正しい。自分は間違っている」と思えば、怒らないはずです。いつも私たちは自分の正しいと思い込んでいる基準で、物事を見ていて、「それは受け入れられない!」と心が拒否したとき、怒りになります。

次ページ自分の基準は、“思い込み”にすぎない
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