仕事用スーツは「平日の昼間」に買うのがいい理由 ビジネスで勝てる服を選ぶための3つの条件
ルール3:販売員を自分専属のスタイリストにする
先でご紹介したようなホンモノ販売員を見つけることができたら、大げさでもなく運命の出会いとなります。あなたの見栄えを劇的に変え、理想の人生を歩んでいくキッカケになる可能性が十分にあるからです。
ユナイテッドアローズのプロフェッショナル販売員を見ていて感じたことの一つに、買う人と売る人という関係を超越した仕事をしていることが挙げられます。むしろ、かかりつけのお医者さんと患者さんのような関係性。自分ではよくわからないことや判断に困ることなど、服装に関することは何でも相談する相棒のような存在に、販売員を位置づけているのです。
販売員のほうも期待に応えようとして、お客様が「どんな仕事をしているのか?」「どんな思いを持っているのか?」「これからどうしたいのか?」などを常に把握しようとします。お客様が今まで購入したもののリストをつくり、サイズまでも完璧に頭に入っているのです。
私がアルバイトをしている時に、Iさんという名物販売員がいらっしゃいました。ものすごくオシャレで、服の知識はとんでもなくあって、知らないことは何もないくらいファッションには明るい方でした。Iさんからしか服を買わない信者のようなお客様も1や2人ではなく、何十人もいたのです。ハンカチ一枚、靴下一足を買うのでも、Iさんがよいといったものでないと安心できない人もいたくらいでした。
そのようなお客様が自分の友人を連れていらっしゃったことがあるのですが、友人にIさんを次のように言っていたのです。
「僕の専属スタイリストを紹介するよ!」
スタイリストといえば俳優やモデルがつけるものという認識が広く知れ渡っていますが、一般の我々でもスタイリストをつけることができるのです。しかも無料で!
Iさんのような優秀な販売員を味方につけ、自分専属のスタイリストにしてしまえばいいのです。そのためのステップは次の2つ。
【ステップ2】販売員だと思うのをやめる
【ステップ1】はルール2でお話ししました。【ステップ2】の狙いは、「売るほう/買うほう」という関係性から脱却しない限り、スタイリストだと考えられないからです。販売員を名前で呼び、自己開示をして、自分の仕事のこともいろいろと話してください。話せば話すほど関係性は深まりますし、相手も親身になってくれます。
美容師をイメージするといいかもしれません。一度いい感じに仕上げてくれた美容師は、自分の好きな感じをわかってくれるので、やがて何も言わなくても、希望通りに仕上げてくれるようになりませんか? そして指名したくなりますよね。
服を買う際も、この人から買うと決めるのが大事で、相手も意気に感じて絶対に一生懸命になってくれます。服のことを何でも相談できるような販売員にぜひ出会ってください!
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