まさかは起きる!「人生を逆転」させた人の共通点 プロの言葉に学ぶ「暗闇」からの抜け出し方!

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世の中に期待しない。その覚悟だけでも、人生は変わる(写真:Fast&Slow/PIXTA)
仕事でもプライベートでも、何か行動を起こすには、背中を押してくれる言葉の力が必要です。3000人以上の一流のプロフェッショナルを取材してきた上阪徹氏が、最高の言葉を選りすぐって1冊にまとめた『1分で心が震えるプロの言葉100』の中から、さらに厳選したプロの言葉を紹介します。今回は、「人生や仕事のモヤモヤ」から解放されるための言葉。不運が続きすぎて未来が見えないと落ち込んでいるときに、心に響く言葉です。

あの名経営者の人生は苦労の連続だった

前回の「そうなんだ!『芸能界だって、実力1割、運9割』」に続き、3回目の今回も、20年以上にわたって取材してきた一流のプロたちの言葉の中から選りすぐった最高の言葉をお届けしたい。

「苦労や試練に直面したときは、自分は幸運だ、と思えばいい」
 ――稲盛和夫(京セラ名誉会長)

稲盛和夫さんの人生は、苦労の連続だった。中学受験に失敗。結核を患い、空襲によってすべてを失い、ようやく故郷・鹿児島の地元大学に入ったと思ったら、不況で就職すらままならなかった。ようやく入った会社は大変なボロ会社で、まさに今にもつぶれそうだった。会社は赤字、労働争議は頻発。給与は遅配。同期入社した大卒5人は次々に辞めていった。

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「私の人生はどうして何をやってもうまくいかないのか、と思い悩みました。しかし、もう不平不満をぶつける相手もいない。そこで私は1人になって、考え方を変えたんです。いつまでも世間を恨んでいても仕方がない。希望を捨てないで、すばらしい未来があると信じて仕事に打ち込んでみよう、と」

とにかく研究に没頭しようと決めた、満足な実験装置もなかったが、頑張れと自分を励まし、寮からなべ、かま、布団、七輪まで研究室に持ち込んで、朝から晩まで実験三昧の日々を送った。すると、すばらしい実験結果が出るようになった。

「人生の命運を分けたのは、運不運ではなく、心の持ちようだったのです」

もし就職がうまくいっていたらどうだったか。それなりに頑張ったかもしれない。でも、これほどは頑張らなかっただろう。今ほど納得のいく人生が送れなかったかもしれない。

「豊かな時代は自ら苦労に飛び込まないといけない。だから試練に遭ったときには、むしろ幸運だと思ったらいいんです。その意味は年をとってから必ずわかります」

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