小1で「脱毛症」森本稀哲がつらさを克服できた訳 元プロ野球選手が教える心と体を整える重要性
北海道日本ハムファイターズ、横浜DeNAベイスターズ、埼玉西武ライオンズで活躍した元プロ野球選手の森本稀哲氏。球界屈指のムードメーカーとしても知られていますが、小学1年生のときに汎発性円形脱毛症を発症し、かつては人の視線を気にして、無意識にこそこそ行動していたといいます。そこからどうやって前向きになれたでしょうか。新著『メンタル体操 1日5分で心も体も強くなる「すごい運動」』を上梓した森本氏が心を鍛える方法を解説します。
行動を意識的に変えれば心の状態も変えられる
日々、同じように練習を繰り返しているプロ野球選手でも、調子が悪くなることや、スランプが長引くことがあります。僕も突然ヒットが出なくなった経験が何度かありますが、皆さんはプロ野球選手がどうやって不調を脱すると思いますか?
僕の経験を明かすと、バッティング練習を重ねて不調を脱したのではありません。バッティングの不調はメンタルからきていて、技術的な部分で打てなくなるのではありませんでした。
余計なことを考えずに、「1日野球を楽しもう」と思ったときに不調を脱出することができたのです。周りにはどう思われてもいいから、「来たボールをただ打ち返そう」とバッターボックスに入るだけで、ポンポンとヒットが続きました。
心と体は連動しているので、メンタルが変われば姿勢や動きが変わり、行動も変わるのです。そして、姿勢や動き、行動を意識的に変えることで、心の状態も変えることができるのです。
僕は小学1年生のときに汎発性円形脱毛症を発症し、髪の毛、まつ毛、まゆ毛が抜け落ちてしまいました。いくつもの病院に行きましたが、いっこうによくなりません。
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