「新学期の登校辛い子」にぜひ試してほしい3行動 「一人で我慢はダメ」精神科医が教える対処法
① 起こった:1週間続けて学校を休んだ。
② 感じた:クラスのみんながどう思っているのか気になる。サボっていると思われたら嫌だ。
③どうなった:ますます学校に行きにくくなった。
「学校を休んでいいのは病気やけがをしたとき」というイメージがあるため、クラスの誰かが休んでいると、「どうして休んでいるのかな?」と感じる人が多いものです。そのため、単純に知りたいと思ったり、あなたのことを心配したりしている友だちから休んでいる理由を聞かれることがあるかもしれません。
またとくに聞かれなくても、「休んでいる理由を言っておかないと、サボっていると思われるんじゃないか」などと心配になってくることもあるでしょう。
休んだ期間が数日から1~2週間程度なら、「あまり体調がよくないんだ」などと伝えれば十分だと思います。でも欠席が1カ月以上続くような場合は、「体調不良」以上の理由を知りたいと思う人も増えてくるかもしれません。
休んでいる理由は、友だちにくわしく伝えなければならないものではありません。でも何も言わないことで「みんなにどう思われているんだろう」という不安が強まるのなら、言ってもいいと思える範囲のことを伝えておいてもよいと思います。
迷ったときは自分の気持ちを仕分けしてみる
どう伝えるべきか迷ったときは、自分の気持ちを「仕分け」してみましょう。自分の心身の状態やつらいと思っていることについて、クラスメイトに「言ってもいいこと」と「言いたくないこと」に分けて書き出してみてください。
書き出すことができたら、「言ってもいいこと」の中から伝えることを選びます。例えば、「夜眠れない」は「言ってもいいこと」、「言い合いをして気まずくなっているAちゃんに会いたくない」は「言いたくないこと」に入っているのなら、眠れないことだけを伝えればいい。「原因はわからないんだけど、眠れなくてヤバいんだ」というように言ってみてはどうでしょうか。
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