「理想的な常連客」一般人の常識裏切る3つの実態 「口コミ」から「未来のお客様」を呼ぶ必殺技

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意外なリピート客の2つ目のパターンは「クセが強い」お客様です。

横柄な態度を取るお客様を接客することは、キツい方を選ぶこととつながるところがあります。数多のお客様の中には、行動や言動が変わっているお客様もいると思います。私も今まで、そのようなお客様にたくさん出会いました。

その中で気づいたのが、クセの強い人ほど、指名する傾向にあるということです。理由もわかっています。それは、そういう人ほど、受け入れてくれる人や場所が限られているからです。

こだわりが強い人は、自分がいいと思う場所にしか行きません。クセの強い人も似たところがあります。そこで提供しているサービスを超えて、自分の望むものを要求したり、細かすぎる注文をしたりします。そうすると、あちこちで煙たがられ、行けるところを自分で狭めてしまっている可能性があります。

ですので、そういう人は自分を受け入れてくれる人や場所をとても気に入ります。そして、指名もするようになるのです。

「ああ、近づきたくないな、何か変なことを言われたら嫌だな」と思って避けてきたお客様がいたら、ここで少し見方を変えてみてほしいのです。もし、相手をするのが耐えられないくらいにつらいなら、無理はしないほうがいいと思います。人間には得意不得意が必ずあります。生理的に受け付けない人もいます。それも人それぞれだからです。

しかし、お客様と直接話をして、自分が耐えられるくらいの人は、私の場合は自分のお客様になってもらったほうがいいと考えています。

一方、自分はどうしても苦手だけど、他のスタッフは対応できるというお客様もいると思います。その場合は他のスタッフに対応してもらいます。自分だけがつらいわけではなく、職場は持ちつ持たれつなのです。

「言葉がほとんど通じない外国人」もリピート客に

そして最後3つ目となる意外なリピート客のパターンは「言葉がほとんど通じない外国人」のお客様です。

私の常連のお客様の中には、アメリカ在住で毎年必ず来店されるお客様もいます。

ところが、私は英語がほとんど話せません。会話が必要な時は、わかる英単語をいくつか並べるのが精一杯。「そんなレベルでホテルの接客ができるの?」 と思われるほど下手くそです。ですが、そんな私にも、アメリカから訪ねてくれるお客様がいるのです。

そのお客様が話せる日本語は、「コンニチハ」「はい」だけです。したがって、2人で話すとなんとももどかしい会話になるのですが、それでも毎年来てくれます。ある年には娘さんを連れて、またある年には弟さんと一緒に、来てくださいました。

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