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カメラが追ったのは20歳からの2年間
女子プロテニスプレーヤー大坂なおみの軌跡を追うドキュメンタリーシリーズ、その名も『大坂なおみ』が7月16日にNetflixから全世界公開されました。日本人として初めてグランドスラム(4大大会)を制し、テニス界の“新女王”と称される彼女はいったい何者なのか。彼女自身がそれを問い掛けながら、“大坂なおみ”探しをする姿を見つめる、そんな作品です。
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カメラが彼女の姿を追ったのは2018年から2020年までの2年間。トッププレーヤーのひとりであるセリーナ・ウィリアムズ選手を相手に、全米オープンで初めてタイトルを獲得した20歳のときから、再び全米オープンで2年ぶり2度目の優勝を果たした22歳までの記録を残しています。直近の全仏オープンや東京五輪に向けた姿は収められていませんが、背景を知りうることができます。
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そもそも、大坂なおみのドキュメンタリーに興味を持つのは彼女の試合をいつも心待ちにしているファンだけではないかもしれません。アスリートのメンタルヘルス問題を提起したり、コートに社会意識を持ち込んだりと、時の人としてメディアに取り上げられることが多いので、好奇の目で見られる場合も多そうです。それゆえに、彼女はなぜ成功したのか、なぜ声を上げるアスリートなのかといった疑問も生まれますが、どストレートに答えてくれる作品として期待すると面食らいます。
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