最近「頭がぼんやりする人」に教えたい凄い脳トレ 「認知機能」は遊びながらでも高められる!

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「違いはどこ?」課題で「見て覚える工夫」を

こちらは「見つける」系の問題で、下記の例題は「違いはどこ?」です。

絵や写真を全体から見たり、細部に目を留めたりして、複数の情報の中から共通点はどこか、違いはどこか? どこにどんなものがあるのかを頭の中で整理することになります。この「視覚情報を整理する力」をアップさせるのが、「見つける」問題の狙いです。

視覚情報を整理することで、「見て覚える工夫」がうまくなりますので、記憶力の向上にもつながるはずです。

いかがでしょうか? これらの課題は、鉛筆と消しゴムがあれば、今日からすぐに始めることができます。認知機能のベースアップを図りながら、中高年の方が気になる記憶力をぐんぐん鍛えていく問題に、ぜひチャレンジしてみませんか。

宮口 幸治 医学博士、立命館大学総合心理学部・大学院人間科学研究科教授

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みやぐち こうじ / Koji Miyaguchi

立命館大学教授、(一社)日本COG-TR学会代表理事。医学博士、児童精神科医、臨床心理士、公認心理師。大学病院精神神経科、精神医療センター等に勤務の後、医療少年院、女子少年院医務課長として非行少年の治療教育に従事。2016年より現職。困っている子どもたちを教育・医療・心理・福祉の観点で支援する「日本COG-TR学会」を主宰し、全国で支援者向けに研修を行っている。主な著書に、80万部を超えた『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮社)、『「立方体が描けない子」の学力を伸ばす』(PHP新書)ほか多数。

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