瀬戸康史語る仕事「1人でやらない、嘘をつかない」 自己開示が苦手だった彼が心を開いたワケ
瀬戸:嘘をつかないことですね。分からないことは「分からない」でいいし、分かってないのに「分かりました」とは言わないようにしています。
あとは思ったことはちゃんと言う。それが相手と違う考えだったとしても、よほど変なことじゃない限り、ちゃんとみんな聞いてくれると思うので。
あとは思ったことはちゃんと言う。それが相手と違う考えだったとしても、よほど変なことじゃない限り、ちゃんとみんな聞いてくれると思うので。
20代前半は、「自己開示が苦手だった」と打ち明けてくれた瀬戸さん。偽らず、誤魔化さず、自分をオープンにすることを心掛けてきたのは、他ならぬ自分のためでもあった。
瀬戸:そうすることで、自分が現場にいやすくなるんですよね。人間関係が広がることもありがたいですが、まずは自分が『チームの一員だ』と感じられる環境を、自分からつくっていくことが僕にとっては大事なんです。
世の中のスタンダードを変えるきかっけに
そんな瀬戸さんが主演を務める最新作が、WOWOWオリジナルドラマ『男コピーライター、育休をとる。』だ。演じるのは、6カ月の育休を取得した新米パパという役どころ。
いまだに浸透しない男性育休、日本に蔓延する性別役割分業意識など、現代の社会課題を真っ向から描いた本作への出演を通じ、瀬戸さんも「たくさんの気付きを得た」という。
瀬戸:僕は育休に対して、夫婦仲も良くなるし、赤ちゃんとも一緒にいられるし、幸せなイメージしかなかったんですよ。
それが演じてみて、こんなに大変なものかと思いました(笑)。子育ては全く思い通りにいかない。疑似体験でも、それを痛感しました。だからこそ、支え合っていくことが大切だとも気付きました。
それが演じてみて、こんなに大変なものかと思いました(笑)。子育ては全く思い通りにいかない。疑似体験でも、それを痛感しました。だからこそ、支え合っていくことが大切だとも気付きました。
育児休業制度が法制化されたのは1991年のこと。今年で30年になるが、男性の育休取得は遅々として進まず、厚生労働省の「雇用均等基本調査」によると、2019年度の育児休業取得率は男性の7.48%にとどまっている。
瀬戸:僕にとっては、男性が育児参加するのは当たり前という感覚だったんですけど、世間の現状は全然違うんだなって感じますね。
まだまだ世の中では、男性が育休を取得する場合ハードルがある。今回のドラマが、世の中のスタンダードを変えていくきっかけになればと思います。
まだまだ世の中では、男性が育休を取得する場合ハードルがある。今回のドラマが、世の中のスタンダードを変えていくきっかけになればと思います。
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