瀬戸康史語る仕事「1人でやらない、嘘をつかない」 自己開示が苦手だった彼が心を開いたワケ

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2005年のデビュー以来、俳優として活躍し続けている瀬戸康史さん。「こんなに仕事を好きになるなんて、自分でもびっくり」と語る素顔とは(写真:Woman type編集部)
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瀬戸康史さんが芸能界デビューを飾ったのは2005年のこと。気づけば俳優としてのキャリアは15年を超えた。

「よく辞めなかったなあ、と思います」

そうあっけらかんと、テレビでよく見るあの柔らかい笑顔を浮かべて、過ぎた歳月の重みを振り返る瀬戸さん。その言葉の裏側にはどんな想いが込められているのだろうか。

「一人でやらない」「嘘をつかない」

(写真:Woman type編集部)
瀬戸:「仕事を辞めたいと思った時期もありますよ。もともと僕がこの世界に入ったのも、母親がオーディションに履歴書を送ったのがきっかけ。役者になりたいと思ってなったわけではないので。まさかこんなに仕事を好きになるなんて、自分でもびっくりしています。」
本記事はWoman type(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

福岡県出身の瀬戸さんが上京したのは17歳の時。役者の仕事を始めてからしばらくの間は自分の殻にこもりがちで、デビューから6年間はなかなか周囲と打ち解けるのが難しかったという。

そんな20代前半を経て、チームでつくる楽しさに触れられたのが、2012年に放送された『TOKYOエアポート〜東京空港管制保安部〜』(フジテレビ)の時。

監督をはじめ、音響や照明などの技術スタッフと撮影以外の場でもコミュニケーションを取るようになってから、仕事に対する考え方が変わった。

瀬戸:いい仕事をするために大切なことは、一人でやらないこと。特に舞台をやっているときにすごくそれを感じるんですよね。舞台って、最初は何にもない稽古場から始まって、そこに役者が入って稽古をして、少しずつ小道具が増えて、音響設備が入って。そこから今度は劇場に入ったら照明や美術が加わって、最後にお客さんが入って、やっと作品が完成する。

そういう一つ一つの流れを見ていると思うんです、自分一人じゃ何もできないよなって。もちろんできることはありますよ。でも、一人でやれることには限界がある。だから、ちゃんと一緒に働く人たちと人間関係をつくって、みんなが気持ちよく働けるようにすることは大事だなって思います。
(写真:Woman type編集部)

“早く行きたければ、一人で行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。”というのは、アフリカの有名なことわざ。仕事も同じだ。

立場の異なる者同士が連携を取り合うことで、一人では成し得ぬ効果が生まれる。瀬戸さんは20代前半で、そうした協働の重要性に気付いた。

けれど、撮影、舞台などは現場ごとに「遠く」を共に目指すメンバーが変わってしまう。毎回、新たな人間関係を築かなければいけないところで、瀬戸さんは何を大切にしてきたのだろうか。

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