ひろゆきが「ひたすらパクり続けて」と言うワケ 他人の成功話=おトク情報として利用しよう
全部消してから次に行くというのは、オリエンタルラジオの中田敦彦さんの悪い影響もあると思います。中田さんはユーチューバーとしての活動がうまくいかなかったときに、もともとあった動画を「全消し」して、新しく「YouTube大学」というチャンネルを立ち上げて成功しました。
でも、それが成立するのは固定ファンがいる中田さんくらいのものです。
固定ファンがいないのに動画を全消ししたら、誰かが間違えてクリックしてくれる可能性も全部消えるだけです。
「無駄な努力を何度もするのは効率が悪いよね」という、普通に考えればわかることをわかっていない人がいて、そういう人はパクリもうまく続けられません。
成功話はおトク情報
他人の成功話を聞くと、「自分はこんなに苦労しているのに、コイツが成功してるのは許せない。ムカつく!」みたいな反応をする人がいます。
くやしがるのは勝手ですが、僕にしてみれば、「おトクな情報」をみすみす見逃しているという意味でも残念な人たちです。
僕はうまくいっている人を見ると、「こんなに簡単に成功できるんだ、人生楽勝じゃん!」「いい情報を手に入れた、真似しよう!」と考えます。
他人が成功している話は僕にとって、いい情報。
これを真似すればいいんだから世の中はラクだな、と思えるお手本です。
そのうえ、成功している人の「隙(すき)」が見つけられたら、「あ、この人はまだこれをやっていないから、僕がこれをやればプラスアルファになって勝てるじゃん!」ということになります。
すごくおトクな情報です。
つまり、成功している例をたくさん見ておけば見ておくほど、「こうやって成功するんだ」「成功する人ってこういう性格なんだ」「成功する人はこういう考え方をするんだ」というおトクな情報がどんどんたまっていくので、生きやすくなっていきます。
成功した人の真似をするときにはコツがあります。一気に全部を真似しようとしてはいけません。
人の動きには、喋り方に始まり、立ち居振る舞いやイントネーションなど、いろいろな特徴があります。それを一度に真似しようとすると、気にすることが多くなりすぎてしまい、うまく真似できません。
だから、まずは立ち居振る舞いだとか、言葉遣いとか、受け答えのうまさだとか、何かひとつだけを真似するようにしたほうがいい。
ちなみに僕は、新しいサービスをつくるときに規約をパクります。
2019年につくった「ペンギン村」というサービスは、規約を考えるのが面倒だったので、キングコングの西野亮廣さんがやっているオンラインサロンの規約をパクりました。西野さんがペンギン村の規約をみたら、「あ、パクってる!」と絶対にわかるレベルです。
ですが、規約には思想や感情といった表現はないので、著作物としての権利を主張するのは難しいのではないかと思います。
加えて、西野さんであれば、たぶん笑って許してくれるのではないかと思ったというのもありますが……。
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