在宅時間増え心配な「エアコンの電気代」抑える技 「試運転」は夏本番前にやっておくのがおススメ
コロナ禍の夏のおうち時間を健康で快適に過ごすためには、定期的に窓を開けて換気をしながらエアコンを使う必要があります。窓を開けると外の熱気が室内に入ってくるため、換気中にエアコンをつけていると電気代がもったいないと感じる方も多いかもしれません。
しかし、ダイキンが行った実証実験では「窓開け換気の度にエアコンの電源を小まめにオン・オフ」するよりも、『エアコンをつけっぱなし』にした方が、電気代が1日で約45.7円(1カ月換算でなんと約1,371円にも!)安くなったのだとか。できるだけ消費電力を抑えられる適切な方法でエアコンを運転することが大切です。
エアコンの運転モードは?
余談ですが、筆者も在宅時やタイマー使用からつけっぱなしに変えてみたところ、ビビるほど電気代が安くなった(※注:個人の感想です)経験があり、それから夏はほぼつけっぱなし。温度が安定しているので寝苦しさに困ることもナッシングです。フィルター掃除は強い雨などで気温が下がったときにしています。
電気代節約のためと微風や弱風運転に設定している方がいますが、エアコンで最も電力を消費するのは、電源を入れてすぐの時など設定温度にまで温度を上げるもしくは下げているとき。
設定温度に達した後、空間の温度を維持する際に使う電力は実は『少なめ』なのです。微風や弱風だと、設定温度にするまでに時間がかかり、無駄な電気代がかかってしまうことも…。「自動」にしておくことが一番効率良い方法です!
外気温とエアコンの設定温度の差が小さいほど消費電力は少なく、差が大きいほど多くなります。たとえば夏場の冷房時は設定温度をたった1℃上げるだけで、なんと約10%もの節電に。節電のための設定温度は『28℃』が目安です。
ただし、エアコンをつけなかったり、我慢しすぎると室内での熱中症の危険も…。特にお年寄りや小さいお子さんは体温調整がうまくいかず体調を崩してしまう恐れがあります。暑い日は我慢しないで温度を下げ、適切にエアコンを利用しましょう。