在宅時間増え心配な「エアコンの電気代」抑える技 「試運転」は夏本番前にやっておくのがおススメ

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その4. 室外機の吹き出し口にご注意! せっかくの節電努力がムダになることも…

屋外にあるエアコン室外機の吹き出し口がふさがれると、お部屋の暑い空気を放出できず、再び室内に取り込んでしまうことに。これではエアコンの冷却効率が著しく低下し、ムダな電気代がかかってしまいます。

冷房使用時は室外機にカバーをかけず、また吹き出し口付近やその周辺に障害となるものを置かないよう注意が必要です

エアコンを適切に使用するには、室外機にも気を配ること(写真:Domani編集部)

夏になってからでは遅い! 試運転もお忘れなく

エアコンの節電方法のほかにも、ぜひ押さえておいてほしいのがエアコンの『試運転』。ダイキンによると家庭でエアコンを使い始める7月前後に点検・修理や工事が殺到し、修理までに数日~数週間かかる場合もあるんだとか

修理を待つあいだ、どうやって過ごそう…なんて恐ろしいことにならないためにも、今のうちに試運転を行っておきましょう! 早めに異常に気づき対処しておけば、安心して夏を迎えられますよ。

◆ エアコン試運転の手順 ◆
1. 運転モードを「冷房」にして温度を最低温度(16℃~18℃)、風量を最大に設定。10分程度運転する
解説:「10分間」はエアコンが異常を検知するまでにかかる時間です。エアコンは室温が設定温度に到達すると、室内を冷やす動作を抑えてしまいます。最低温度に設定することで室温が設定温度に早期に到達することを防ぎます。
2. 冷風が出ているか、運転ランプが点滅していないか確認する
3. 異音や異臭がしないか確認する
4. さらに30分程度運転し、室内機から水漏れがないか確認する
解説:冷房運転すると、エアコンの室内機の熱交換器が冷やされ「結露水」が発生します。通常、結露水はドレン配管とよばれるホースで屋外に排出されます。しかしホコリが溜まるなどしてホースが詰まってしまうと、結露水を排水できず室内機から漏れ出すことがあります。試運転では30分程度運転して結露水を十分に発生させ、水漏れしないか確認します。
5. 再度、異音や異臭がしないか、確認する
6. 屋外にある室外機のホースから結露水が排出されていることを確認する
7. 室外機の前にものを置いている場合は片付ける
解説:節電方法の項にもありますが、室外機の前にものを置くと熱交換の妨げになり、冷房効率が下がってしまうのでご注意を。

※試運転で以下の症状が発生した場合は、ご購入の販売店もしくはメーカーへ相談しましょう!

□運転ランプが点滅する
□冷房運転してもよく冷えない
□室内機から水漏れしている
□異臭や異常音がする

関東も梅雨入りし、最低気温が20度を超えることも増えてきました。太陽が鳴りを潜めている今のうちに試運転して、盤石な状態でエアコンを使えるようにしておきましょう。節電ポイントはご家族と共有しておいてもよいかもしれません。どうか気兼ねのないエアコンライフが送れますように…!

(文/Miyuki Yamashita)

Domani
ドマーニ / Domani

仕事をする女。そして母。ふたつの顔を持つ女性のためのファッション誌です。

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