中学受験｢中堅校の特別コース｣注意が必要な理由 志望校の｢ケース別｣に最適な勉強法を紹介

中学入試は受験する学校によって問題のレベルや形式が大きく違います。今回はケース別に最適な勉強法をご紹介します（写真：Fast&Slow／PIXTA）

本気で中学受験「ケース別勉強法」

中学入試は高校入試や大学入試共通テストとは違い、受験する学校によって問題のレベルや形式が大きく違います。

したがって、学習しておくべき内容も志望校によって大きく異なってきます。正確には学校ごとの傾向もバラバラなのですが、まずは大きな類型ごとに見ておきましょう。

知識、応用力とも高いレベルで求められるため、必要な学習量は非常に多くなります。しかも5年生、6年生と学年が上がっていかないと理解しにくい項目の学習も必要なので、専用のカリキュラムを組んでの学習がほぼ必須。3年生の2月頃から、SAPIXや浜学園といった難関校に強いとされる進学塾や、全国的に名前の知られた塾（の提携塾）に通うというのが普通です。

また、学校によって「難問型」「スピード勝負型」「記述重視」などの傾向が異なるため、6年生ともなれば、志望校に特化した学習内容が多くなります。合格最低点はおおむね6割前後と、対策を重ねてきた受験生にとっても決して易しくはない出題がなされていることがうかがえます。傾向や塾事情など大学受験に近い要素も多いのですが、あくまで受験するのは小学生という点ではやはり独特な世界です。