大規模接種「大量の空き枠」問題の解決策を考える 74%「年齢枠広げるべき」、一方で若い世代は慎重
自衛隊が運営する大規模接種センターで、大量の「空き枠」が生じている。
大手町の東京会場の予約枠(13日17時現在)では、14~20日で52.0%が、さらに翌週21~27日で87.4%が空いている。背景には、東京23区などでの高齢者接種が順調に進んでいることがあるとされる。
大規模接種センターの空き枠をどう生かすべきか?「「日曜報道 THE PRIME(13日放送)」で視聴者投票(データ放送dボタン使用)を行ったところ
年齢枠を広げるべき 74%
特定業種に優先接種 24%
現状のままでよい 2%
番組ゲスト、自民党・ワクチン対策PT座長の鴨下一郎氏は「出来れば年齢を下げるべきで、加えて、必要なエッセンシャルワーカーにも広げる、と。両方やるべきだ」「東京の接種会場は大手町にあるわけで、その近隣で働いている人たちに打っていただくと」「早く打つことを一義的に達成する」などと述べた。
また立憲民主党・副代表の長妻昭氏は「(接種にあたる)看護師や医師が手持ち無沙汰になる可能性が生じかねない。そこで ①64歳以下でも接種券があれば接種する。 ②介護・保育・警察・消防は接種券なしでも接種する。 ③接種券がなくても住民票、運転免許証など身分確認ができればすべての世代に接種する」と述べた。
番組のレギュラーコメンテーター橋下徹氏も「基本的には、行った者に自己管理してもらうのが前提で、1人で5回も6回も打つ人はいないので、政府も、国民を信用して、国民の自己管理に軸足を置いたやり方で、接種枠を目いっぱい使ってもらいたい」と持論を述べた。
高齢者接種の開始にあたっては、各自治体が管理する予防接種台帳の記録作業が、接種スピードのボトルネックになる、との懸念もあったが、杞憂に終わった形だ。