大規模接種「大量の空き枠」問題の解決策を考える 74%「年齢枠広げるべき」、一方で若い世代は慎重

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梅津弥英子キャスター:今後課題となってくるのは、若い世代の接種率。4月のアンケートで18歳から29歳で、ワクチン接種をするつもりと答えた人38%。河野大臣は11日「若者向けの啓発活動にそろそろ力を入れたい」と述べている。

松山俊行キャスター:橋下さんこの問題の解決策はどう考えますか。

橋下徹氏:僕はもう「半ば強制的に」と言って、いろんなところで、猛批判食らいました。自分の子供にも言われました。若い世代は感染リスクをあまり感じていない。それよりもワクチン接種によるリスクが、ネットを通じていろんな情報が出回り、女性の子宮に影響するとか、子供もそういう情報を聞いてくるものですから「いやそれは大丈夫だろ」といっても、厚労省もアストラゼネカ製のワクチンを「承認しても使わない」例があるものだから、「(自分の子供)どうなんだ!」と言われてしまうと答えにくいところがある。

僕は若者に対して半ば強制とは言ったが、やはり現実はできない。であれば、アメリカのように、大胆な宝くじ方式は若者の気持ちを捉えると思う。

松山俊行キャスター:接種にインセンティブをつける。

橋下徹氏:打てば宝くじ1枚あげるとか、そのくらいのことをやらないと、啓発、啓蒙活動だけではなかなか難しいと思う。

松山俊行キャスター:鴨下さんは。

若者の啓発にはファクトチェックを

鴨下一郎氏:あまり(接種を)強制するような状況は作るべきでないと思う、あくまでも接種は任意ですから、(接種するつもりの)若者たちは38%、高齢者80%、全部、足し上げていけば、国民の5割位は接種することになるから、このあたりが第1段階の目標なのかなと思っている。

鴨下一郎氏(写真:FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」より)

橋下徹氏:宝くじを渡すのは、やりすぎですか。

鴨下一郎氏:今任意で打ちたい方(への接種)をきちんと達成できれば、当初の目的は果たせると。

長妻昭氏:やはりファクトチェック。若い人と話すと本当にそうですかと質問をいっぱい受けるのですが、事実と違うのもたくさんある。訴求力のある方が、ネット広告とか政府と組んで、CMとかでファクトチェックとして、今言われていることは正しい、これはまだわからない。これは間違いということを冷静に言っていただき、接種するというのは、自分が(他人への)感染の媒介者にならないために、媒介者になったらどれだけ実効再生産数をあげるのかというようなシミュレーションもきちっとして、ちゃんと説得する「ファクトチェック型広告」というのが必要だと思う。

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