シャンシャン「数十秒接見に殺到」上野動物園の今 1日2000人に入場制限、「シンシン妊娠」の兆候も
東京都の小池百合子知事は2021年6月4日の会見で、偽妊娠の可能性にもふれつつ「赤ちゃんの誕生を皆で心待ちにしながらシンシンを温かく見守っていただきたいと思います」と話した。

仮に妊娠していたら、いつ赤ちゃんが生まれるか気になるが、パンダの妊娠期間は幅があるため、過去のデータはあまり当てにならず、予想は難しい。
そして今回、これまでのパンダの繁殖と大きく異なる点がある。コロナ禍のため、中国から専門家が来日していないのだ。
従来は、パンダの出産時に中国の専門家が来て、サポートしていた。これは中国国外の動物園で一般的なことだ。シャンシャンが生まれたときは、中国・四川省のジャイアントパンダ保護研究センターから専門家が来ていた。しかし今回は来日しておらず、もし赤ちゃんが生まれても、今のところ来日する予定はない。中国の専門家とは、動画などを通じてやり取りする方針だ。
4歳になり、中国へ旅立つシャンシャン
冒頭で紹介した通り、シャンシャンは6月12日に4歳の誕生日を迎えた。3歳の誕生日は休園中だったので、誕生日の公開は2年ぶりだ。1歳と2歳の誕生日は園内に長蛇の列ができ、筆者はそれぞれ4時間並んだ。2021年6月12日の整理券の予約は、6月5日午前9時にスタート。画面で確認できた限りでは、9時8分にはすべての時間の整理券がなくなり、残念ながら筆者は獲得できなかった。
上野の街も再開園とシャンシャン4歳をお祝いしている。松坂屋上野店を訪れると、シャンシャンの写真に「上野動物園再開!」と書かれたパネルがあちこちの売り場に飾られていた。6月9日からは、シャンシャンの誕生日を祝して、これまでの成長をたどる写真展を開催し、パンダをあしらったケーキやバッグを発売している。コロナ禍による休業・時短営業で大打撃を受けた百貨店の盛り上げに一役買っているようだ。
一般的にメスのパンダは3.5~4.5歳頃、繁殖可能になる「性成熟」を迎える。上野動物園によると、今のところ、シャンシャンにその兆候はあらわれていないが、前述の通り、12月末までに中国・四川省へ旅立つことになっている。上野動物園では相手がいなくて繁殖できず、繁殖活動を始める前に中国の新居に慣れる時間も必要なためだ。
パンダの繁殖はとても難しく、高い技術と万全の体制が必要とされる。そうした中で無事に生まれ、元気に4歳を迎えたシャンシャン。弟か妹、もしくは両方が生まれて、シャンシャンがお姉さんになる日が来ればと願わずにいられない。
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