シャンシャン「数十秒接見に殺到」上野動物園の今 1日2000人に入場制限、「シンシン妊娠」の兆候も

拡大
縮小
体重は90kgを超えたシャンシャン。上野動物園は6月4日に再開園した(写真:公益財団法人東京動物園協会)
この記事の画像を見る(4枚)
東京・上野動物園で生まれたジャイアントパンダのシャンシャン(香香)が6月12日に4歳の誕生日を迎えました。上野動物園は約5カ月ぶりの開園とシャンシャン以来4年ぶりの赤ちゃんパンダ誕生の可能性もあって、喜びに沸いています。6月4日に再開した園の様子をレポートします。

雨が降りしきる6月4日午前9時半、再開園直前の上野動物園には約180人が傘をさして入り口前に並んでいた。ほとんどの人のお目当ては、2017年に同園で生まれたメスのジャイアントパンダ、シャンシャンのようだ。

開園すると、観客は消毒と検温をして、前の人との間隔を保ちながら入場。まずは全員、シャンシャンが暮らすパンダ舎に入るルートになっている。通路を進むと、シャンシャンの姿が目に飛び込んできた。

シャンシャンの撮影は禁止

休園前の最終日(2020年12月25日)に見たときより、少し大きくなった気もするが、あどけなさは相変わらずだ。観客たちは「キャー!」と歓声をあげ、ガラスの向こうのシャンシャンに向かって腕を伸ばし、必死に手を振る。筆者も感激のあまり思わず声が漏れたが、コロナ禍ということに皆、ハッとして、すぐに口をつぐんだ。

シャンシャンはというと、ファンの熱い思いも「どこ吹く風」で、部屋の中をのんびり歩いていた。パンダは視力が悪いので、観客の姿がよく見えていない可能性もあるが、久々に大勢の人が来ても驚かないように準備したのだろうか。

上野動物園の冨田恭正副園長に尋ねると「通常、新しい施設で動物を公開するときは、職員がまとまって(動物を)見るなどして準備しますが、今回は特にしていません」とのことだ。ちなみにシャンシャンを2017年12月に初公開する前は、室内と観覧通路を隔てるシャッターを休園日に開けるなどして、観覧に慣れるための訓練をした。

6月4日以降、シャンシャンの撮影は禁止されている。撮影となると観客が立ち止まり、「密」になる恐れがあるためだ。シャンシャンの前では立ち止まれず、歩きながらの観覧なので、貴重な再会は数十秒で終わった。観客は、シャンシャンを一瞬たりとも見逃すまいと凝視。パンダ舎を出た後、目に焼き付けたシャンシャンの姿をスケッチしている女性もいた。

次ページシャンシャンの中国行きの期限は延長
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
倒産急増か「外食ゾンビ企業」がついに迎える危機
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
猛追のペイペイ、楽天経済圏に迫る「首位陥落」の現実味
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
ホンダディーラー「2000店維持」が簡単でない事情
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT