新「Q4 e-tron」に見るアウディ電動化攻勢の凄み 今年発売される新モデルの半数以上を電動化

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4月14日にお披露目となったAudi Q4 50 e-tron quattroとAudi Q4 Sportback 50 e-tron quattro(写真提供:アウディ)
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アウディはメーカー初となる小型SUVの新型電気自動車(EV)「Audi Q4 e-tron」を発表した。EVモデルのラインナップを着実に拡充しているアウディにとって「Q4 e-tron」はどんな意味をもつのか? その魅力をアウディの電動化戦略とともにお伝えする。

「Audi Q4 e-tron」はどこが凄いのか?

2021年4月14日、アウディは電気自動車(EV)の第3弾となるQ4 e-tronを世界初公開した。

本記事はLEON.JPの提供記事です

Q4 e-tronは、コンパクトSUVセグメントに属するモデル。ボディタイプは、SUVモデルのQ4 e-tronと、クーペライクなQ4 e-tron Sportbackで、バッテリー容量は52kWh(総容量55kWh)と77kWh(総容量82kWh)の2種類がある。

ボディ骨格には、フォルクスワーゲングループのEV専用モジュラープラットフォーム「MEB」を採用。全長4.59mでオーバーハングを切り詰め、ホイールベースは2.76mと長く、センタートンネルなどの張り出しもないため、インテリアの有効長は1.83mと、フルサイズSUVに匹敵する室内空間を確保している。

エクステリアは、2019年初頭に発表されたショーモデル、Audi Q4 conceptおよびAudi Q4 Sportback e-tron conceptのデザインを踏襲。短いオーバーハング、エッジの効いたプレスライン、大径ホイールなどスポーティーなスタイリングを実現している。

Audi Q4 Sportback 50 e-tron quattroのインテリアデザイン(写真提供:アウディ)

インテリアは、インストルメントパネルが運転席に向かって傾斜したドライバーオリエンテッドなデザインで、センターディスプレイはダッシュパネルの一部として統合されている。

助手席側のトリムパネルには、オプションでリサイクル素材を一定の割合で含む革新的なテクニカルファブリックを装着することが可能。またSラインインテリアには、リサイクルポリエステルを高い比率で含むシート地を採用。それぞれのシートには、1.5リッターペットボトル約26本分のリサイクル素材が使用されているという。

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